今時の山登り

山登りに行きました。

行先は三瓶山。

東の麓でリフトに乗って、ちょっと楽して反時計回りに一周。

小学生も歩けるコース。

 

10月の中頃、夏ほど暑くはなくまだ紅葉も始まっていない時期。

人が少ない方が良いだろうとの事で、以前から家族で行きたかった夫が

嬉々として準備して行きました。

まあ、確かに初心者マークの私と子供が居ると、慣れている方々の速度には

到底及ばないでしょう。

実際、途中抜かされること数度?いや、全部合わせたら二桁台かも!?

 

女三瓶山から男三瓶山までは、順調。

男三瓶山から子三瓶山に向かう道が私たちにとって難所でした。

最初は、子供・私・夫の順に歩いていましたが。

難所に差し掛かった時に、夫・子供・私の順に変えました。

足元が危なくて子供が尻込みしてペースが落ちたので、夫が手本を示して

進むようにしたのです。

道に石が敷き詰められている様になっていて、足場が不安定でその上、下り坂。

(石が敷き詰められている道をガレ場と言うそうです)

所々勾配のキツイ箇所にはロープが備え付けてあります。

この区間で私は3度足が滑って尻もちをついて。

最後の1回では上半身まで仰向けに倒れて、両腕に擦り傷をこしらえました。

歩いていると暑くなったので、上着を脱いで半袖でいたのも敗因です。

一度尻もちをついてから、上半身が倒れたのとリュックがあったので

背中や頭が無事だったのが幸いでした。

夫が素早く救急セットから消毒液付の綿を出して渡してくれたので、

傷口がヒリヒリしましたが何とか消毒だけはしました。

そして絆創膏を貼り付けて。

立ち上がって出発!!

子供はこの頃には足がプルプルしていました。

運動不足がはっきりと分かります。

 

一人元気な夫でしたが、先行して後から付いてくる私たちの様子を

見ようと振り返った時に、片足を足場の不安定な所に踏み出していた様で

振り返り時にバランスを崩して道脇の茂みの中に、背中から落ちて行きました。

子供の「パパ!」の叫びに、振り向いた私が見た光景は。

まるで茂みに吸い込まれるように、背中から茂みに消えていく夫の姿。

慌てましたが、自分自身は急勾配をロープにつかまって下りている途中。

目線を足元に向けてなるべく急いで下りました。

私が追いついた時には、夫は道に戻ってきていました。

茂みで傷つけた両腕に擦り傷が沢山!

勿論、手当を!!

リュックのお陰か、打ち身は無しで済んだそうです。

茂みは斜面になっていて、落ちた勢いで後転して起き上がったそうです。

いや、もう、ヒヤリとしました!ビックリしました!

一部始終を近くで見ていた子供は、「トラウマになるかも」と。

山は下りるまで油断しちゃいけないと、心に刻みました。

 

そこからは、子三瓶山と孫三瓶山。

男三瓶山を体験していたので、すぐに頂上に着いた印象でした。

全ての頂上でエネルギー補給と水分補給。

加えて私は頂上を出発する時に塩飴を口に入れていたので、

なんとかエネルギー切れは起こさずに済みました。

 

その後は何事もなく、大平山の展望台に到着して、ゴール!

疲れたけれど、楽しい山登りでした。

夫は、私と子供が途中リタイアしないかとヒヤヒヤしていたそうです。

無事にゴールできて一番ホッとしていたのは夫ではないでしょうか。

子供の足がプルプルしてきた時は、内心焦っていたそうです。

私が3回しりもちをついた時も足に力が入らなくなっているのかと、

心配していたそうです。

踏破タイムも大体夫の予想通りだったそうです。

結局、全ては夫の掌の上、だったのでしょう。

 

さて、この山登りの前日に。

私と子供はスマホにあるソフトを入れました。

YAMAPという、山登り関連のソフトです。

山の地図をダウンロードしておくと、ルート表示をしてくれます。

山の麓でスタートすると、距離と時間と高低差等々を記録してくれます。

途中で、ルートから逸れていないか確認もできます。

今時の山登りには必須ですね!

但し、モバイルバッテリーも必須です!

 

家に帰ってから、記録を見ました。

写真を添付して山登りの思い出も記録できます。

家族三人で共有もできるし、不特定多数の方に公開もできます。

今回は写真を撮る余裕もなかったので、麓や山頂の写真しか撮れませんでした。

でも、楽しかったし、偶には澄んだ山の空気を吸うのも良いなと思いました。

 

翌日から、太腿の前側が筋肉痛になりました。

 

本日はここまで!